全国ふる里ふれあいショップ「とれたて村」 Produced by ケンプランニングオフィス
全国ふる里ふれあいショップ「とれたて村」は板橋区・東京都の支援を受けて商店街が経営する、全国市町村のためのシティセールス拠点〜アンテナショップで、現在板橋区内の2個つの商店街(大山:ハッピーロード大山商店街振興組合、上板橋:上板南口銀座商店街振興組合)で事業をおこなっています。とれたて村は「都市と農山漁村の共生と対流」を支援する活動を通じ、「農商工連携」による商店街と全国市町村の双方の活性化をはかることに寄与しています。

Produced by ケンプランニングオフィス KEN Planning Office co.,ltd.


 「とれたて村」をハッピーロード大山商店街に開店させてから、気づいたらもう3年以上経っていましたが、「商店街と農山漁村が連携して、お互いのメリッ トを見つけながら相互に支援しあう」などという、いままで誰もやったことがない事業モデルを考え出してゼロからスタートし、商店街の皆さん、板橋区や参加 してくれた全国の市町村の皆さんなど、事業に関わった全ての人達の力に支えられながら、どうにかここまで続けてこられました。
 最近になって、国からは地方再生の方針として「農商工連携」という考え方が提示され、その先進モデルとして「とれたて村」のことが紹介されるようになっ たため、テレビや新聞雑誌などへの露出機会が多くなり、その結果さらに取材や見学などが急増するという<循環作用>が起きてきて、毎日その対応に忙殺され ています。

 というわけで、いろいろな方から「とれたて村」プロデュースの理念やノウハウを体系化し、「後進のために道を示せ」と催促されているのですが、まったく手が付けられない状態です。
 とりあえず、問い合わせのためのフォームを作っておきましたので、 「とれたて村」について何か知りたいことがあればご連絡ください。できるだけ早くお返事するようにいたします。

有限会社ケンプランニングオフィス
代表取締役  木川 健

問合せフォーム

全国ふる里ふれあいショップ「とれたて村」ハッピーロード大山商店街振興組合 商店街と農山漁村の連携・相互支援による双方の活性化
全国ふる里ふれあいショップ「とれたて村」上板南口銀座商店街振興組合 「農商工連携」による商店街と全国市町村の双方の活性化

4月より新潟県南魚沼市が参加!大河ドラマ「天地人」の主人公直江兼続の生誕地として盛り上げってます。

こちらは4月から東京都三宅村が参加!八丈島と三宅島の伊豆諸島コンビの誕生です。

<最近のできごと>

< 北区 ご当地物産市> 2009年8月21日

陸前高田 北区の豊島中央通り商店街の 空き店舗を会場にした、「ご当地物産市」が始まりました。
 この事業は、平成21年度の地方の元気再生事業に「都市住民が安全で美味しいものを食べ続けるためのプロジェクト」 として採択されたもので、安心・安全・美味しい「食」を求める北区民と、首都圏への販路拡大をしたい農山漁村の生産者を直接結びつけ、都市と地方の交流を 図ることにより、区民の食育への貢献、商店街の活性化や雇用の創出と「売れるモノづくり」による産地の活力向上を目指しています。

 このプロジェクトの目玉が、産地の生産者が直接商店街に来て地域の食材を販売する「ご当地物産市」で、今日から3日間、その第1回目として岩手県陸前高 田市が来てくれ ました。
 初めての場所で、告知宣伝が十分できなかったのにも関わらず、開店早々、近所の人たちが集まって来て、新鮮な海産物を喜んでくれ、あっと云う間に売り切 れが続出し、どうやら当初の目的は果たせそうだと安心しました。

 この「ご当地物産市」はこれから12月まで毎週末(金曜〜日曜)に開催、毎回いろいろな市町村が新鮮の農水産品を持ってやって来ます。(スケジュールは こちら=> Googleカレンダー iCal
ハ 他にも、産地を訪問し地域の食材を学んだり、区民の食育活動グループとの恊働でレシピを作ったりする活動をおこない、この活動成果 を元に、来年には北区内の商店街に産地市町村と連携した「食のステーション」を開設する予定です。

< 珠洲市 宝立七夕キリコまつり > 2009年8月7日

20090807_kirikomatsuri.jpg ハッピーロード大山商店街でのイベントで知り合いになった珠 洲市商工会議所さんのお招きで、「宝立(ほうりゅう)七夕キリコまつり」を拝見してきました。
 能登半島に足を踏み入れるのは、学生時代、ディスカバージャパンのブームの頃(古っ!)に行って以来で、当時乗った能登線や輪島線は三セク営業を経てす でに廃線になってますが、2003年には能登空港が開港していて、ここから迎えの車で30分、あっという間に能登半島の最奥に着くことができました。
(能登空港に着陸したとたん、見慣れぬ尾翼マークのYS-11が2機も止まっているのを発見!聞いたら、これは日本航空 大学校の整備実習機で、ウワサでは、耐空証明こそないものの、その気になればまだ立派に飛べるんだとか!)

 旧暦の七夕の頃、能登半島の一円では「キリコ(切籠)」と呼ばれる巨大な御神灯が担がれて町の中を回るのですが、その発 祥場所といわれるだけあって珠洲のキリコはみな巨大で絢爛豪華なものばかりで、そのNO1、宝立のキリコは最大のものが高さ8間(14m)、重量は 1.2tもあります。
この祭りのクライマックスは深夜に始まります。100人くらいの若者が担いで真っ暗な海に入り、沖合に浮かぶ柱松明の周りを巡りあばれる姿は幻想的で迫力 満点でした。

 珠洲市のキリコは旧町ごとに特徴があって、飯田町のものは上に灯籠山が乗っていて、五所川原の「ねぶた」にそっくりで す。きっとその昔、日本海沿いにいろんな文化の交流があったんですね。

 祭りの前には、飯田町の商店街の方々と懇談させていただき、地域商店街の活性化の意見交換や,東京の商店街との相互支援 のアイデアなどを話し合いました。できれば、この縁を大切に、何かのテストプロジェクトなどができないものか考えてみたいと思います。

 念願の「天然イワガキ」も食べることができ、大変中身の濃い「日本の夏」を満喫させていただきました。

< もとなり君@尾花沢 > 2009年8月4日

尾花沢のもとなりスイカ 今年もハッピーロード大山商店街に尾花沢スイカがやって来ました。尾花沢市とのつき合いはもう5年以 上、「とれたて村」がまだ影も形もなかった頃から、毎年この時期になると獲れたてスイカを持ってイベントに来てくれています。そのたびに僕は、尾花沢のス イカ生産者の方と、東京のお客さんとが楽しそうに交流する姿を見ながら、このような産地と消費地とが直接交流する事業のイメージを煮詰めていったのです。

 そんな尾花沢の人から聞いた「もとなりスイカ」の話しです。「もとなりスイカ」とは、つるの最初に実ったもので、皮が厚 く形がいびつなのでこれをすぐに摘みとってしまうと、そのあとに実る2番目、3番目が形の良いスイカになるのだそうです。その話を「も となり君」というキャラクターに寄せて、絵本やゆるキャラマスコットで発信しているのが、もとなり本舗企業組合の三浦さん。

 昨年夏には、TV東京12chの「ゆるキャラ 日本一決定」にも招待され、あの「ひこにゃん」とも対面を果た した尾花沢の有名人+有名キャラです。

 次男、三男のために身を犠牲にするスイカの長男のなんとも切ない話...、長男の僕としては他人のような気がしません。

< 地域商店街活性法 > 2009年7月31日

 正式名称「商店 街の活性化のための地域住民の需要に応じた事業活動の促進に関する法律」の8月1日の施行を前に経済産業省でおこなわれたこの法律と「株式会社商店街活性 化支援センター」の説明会に参加してきました。

 この法では「地域商店街」の定義づけはしてないのでどこでも可!ということで、「中心市街地活性化法」の認定地区でも、 こちらの事業へのつなぎ替えができるのだそうです。この法律にもとづき定める「商店街活性化計画」は法人格のある「組合」が立案することが条件となります が、任意組合の商店街の場合はプロジェクト遂行のために目的限定の事業協同組合を作って対処することも可能でNPOや株式会社が受け皿のために事業協同組 合を作る「二枚看板」も想定内だそうです。

 また、商店街の応援団的な外部組織(中小企業性のある法人)が立案する「商店街活性化支援計画」では、外部のNPOや株 式会社が商店街活性化のための支援プログラムを提供する...などというモデルも想定できます。

 この法律の施行に合わせ「商店街活性化事業計画」の策定支援をするため株式会社全国商店街支援センターがおこなう「研修 事業」と「ハンズオン支援」サービス内容も明らかになりました。特に注目は基礎研修と派遣支援をセットにした「ベーシック総合支援パッケージ」という <セットメニュー>で、これを使って立ち上がりから認定取得までを包括支援するそうです。またこれらとは別に、「農商工連携」や「商店街同士の相互連携支 援」のような別メニューも検討中とか。

 というわけで、商店街を「モノ売りの場」から「地域コミュニティの担い手」へと捉え直し、「活性化」の成果目標も多面的 になった点が着目されます。
 現状の商店街振興組合には、合意形成や責任負担能力の課題があって継続性のある事業の担い手となるには困難があるという状況を打破するため、外部サポー ターのNPOなどと連携したり、特定事業目的の遂行のために「事業協同組合」を作ってここが事業を担うといった事業化モデルが考えられます。

 あとは商店街に関わるステークホルダーが集まり想像力を働かせ、この法のスキームに沿わせて地域整備・活性化の課題を解 く事業の組立てをすればよいのではないでしょうか。

< 全国がんばる商店街フォーラム > 2009年7月7日

ハッピーロード大山商店街 とれたて村 地域商店街活性法 商店街活性化支援センター 「新・がんばる商店街77選」の表彰式を兼ねたフォーラムが浅草で開かれまし た。平成18年に行われた前回の「がんばる商店街77選」に「とれたて村」が選ばれていたので、会場に"先輩の"説明ブースを設置しろとの命を受け、炎天 下の浅草まで資料をかついで行ってきました。

 出席した二階経産大臣からは、同日、「地域商店街活性法」が参議院を通過し成立したことが報告され、朗報に会場は大いに 涌きました。聞くところでは、法律の名称に「商店街」が入っているものは過去に例がないとかで、国が今までいかに日本の商店街というものをきちんと捉え評 価していなかったがわかります。

 今回のフォーラム自体、この「地域商店街活性化法」の具体的事業推進機関となる「株式会社商店街活性化支援センター」の キックオフイベントともなっており、様々な情報が集まっていました。普通、こういうイベントに呼ばれた時は、交通費や謝金が出るのが当たり前だったのです が、今回は配布する資料まで自前で準備、さすが桑島さんの肝入りで作った会社は無駄なことはしませんね。

 よばれて参加した、あまり気乗りのしないイベントでしたが、商店街が生き残るための理念や具体策についてのヒントを拾う ことができ、意外に成果のあった会となりました。

 そういえば、3年前に表彰状を頂いた大臣も二階さんでしたっけ。そのあと随分大臣も替わったなかで思わぬ再会となったわ けです。

< 大野市の"はげっしょさば" > 2009年7月2日

ハッピーロード大山商店街 とれたて村 半夏生鯖 半夏生サバ 今日は半夏生、ということでそれにちなむ話題。

 「大野の "ハゲッショサバ" を食べたことありますか?」...はじめて大野市の人から聞かれた時、サバといえば、マサバとゴマサバしかないと思っていたので、「まだ食べたことないサ バがあった?」と思ったのですが、これは「半夏生鯖」のことだと知りました。

 大野市では半夏生にサバの丸焼きを食べる風習があり、これは江戸時代に大野藩主が領民に栄養をつけさせるため、藩の飛び 地だった現在の越前町小樟からサバを運んで丸焼きにして食べさせたのがその由来だそうです。半夏生にはタコを食べるもんだと思ってましたが、福井では昔か らサバを食べていたんですね。
 数年前からは大野のJCのメンバーがサバを運ぶ伝統を復活させた「はげっしょサバ買い出しウオーキング」をやっていて、越前町を夕方出発し夜中じゅう歩 いて大野市まで60kmを徒歩でサバを運び、朝食に食べるのだそうです。
(そういえば昔から若狭で獲れたサバを背負って京まで夜通し歩いて、朝には京都に新鮮なサバを届けていたそうですね)

 はじめて大野市の人にサバの丸焼きをもらった時は、「福井の人は本当にこれを一人で食べるのだろうか?」と疑問だったの ですが、NHKの「ちりとてちん」にサバを丸ごと食べるシーンが出てきたのを見て納得した次第です。

 「半夏生鯖」に「鯖街道」、小浜には「へしこ」なんてものもあるあし、若狭の鯖文化は濃いですね。

<ズームインスーパー & 「ちい散歩」> 2009年6月26日

 テレビの話題が続きます。

 今日は、「とれたて村」に2本のTV取材が入りました。

 1本目は、日テレの「ズームインスーパー」。これで早朝のワイドショー2冠目です。
 空き店舗が「とれたて村」になってどう商店街の活性化に貢献したか?都市商店街と農山漁村とが連携してWin-Winの関係を作っている、といったこの 事業の<肝>をしっかり取材してくれました。

 インタビューを受ける店長もTV慣れしたみたいで、店のコンセプトやハッピーロード大山商店街のまちづくり 理念を上手に説明してくれました。
 29日(月)の7:00〜の放送予定だそうで楽しみです。

 2本目は、テレ朝の「ちい散歩」。
 この番組は主婦に人気があるそうで(僕は知らなかった)、売上増進に期待できると店のスタッフは大いに期待をしてました。
 しかも来たのは、地井さんじゃなくて、あの<元おにゃんこクラブ>の生稲晃子さん!これは絶対はずせないと、バックヤードに隠れてじっくり拝見させても らいました。

 昔のヤングアイドルも今は主婦の人気者だそうですが、おもてなしのお菓子の試食を実に美味しそうに食べてく れました。さらに、大野市の夏季限定銘菓「でっち豆ふ」(幻の冬期限定品「丁稚羊羹」の夏バージョン)を自腹でお買上げくださいました!
 こっちは、7月30日(火)あたりの放送予定だそうです。

ハッピーロード大山商店街 とれたて村

<NHK おはよう日本> 2009年6月20日

ハッピーロード大山商店街 とれたて村 「とれたて村」ハッピーロード大山商店街店に、NHK-TVの取材が入りました。
 朝の国民的情報番組「おはよう日本」の収録で、放送は6月22日(月)の7:00〜7:45の枠内とのことです。

 この取材以外にも「元気のある商店街を作る方法」的な取材が多く、日テレ「ズームインスーパー」とテレ朝「ちい散歩」の 取材も決まっています。取材や打ち合わせに来た各局のディレクターに、「最近取材が多いが商店街のブームなのか?」って聞いてみたら、先日の白神山地との 交流を報じた毎 日新聞の記事を読んで番組で取り上げることを決めたとのことでした。

 こういうメディアでの報道が増えると、店の売上げ増加以外にも、スタッフのモチベーション向上や参加市町村の元気づけに もなり、大変にありがたいことだと思っています。(半日、狭い店内にTVのクルーが入りっぱなしになると、お客さんはビビって入ってこなくなるんで、取材 のあった日の売上は確実に落ちますが...)

 「おはよう日本」は収録から放送から間がなく、間が土日で仕入の追加も出来なかったので、月曜の放送後にお客さんが集中 して品切れになったらどうしよう?...なんて、嬉しい想像をしながら放送を待つことにします。

<横浜開港150円商店街> 2009年6月13日

 今、横浜では開 港150周年にちなんだ各種の催しが行われてますが、横浜市内の商店街が一斉に参加する「150 円商店街」というイベントがありました。市内の約1/3、100以上の商店街が参加しているそうで、これから2月まで、偶数月の第2 土曜に開催するそうですが、僕の記憶にあるかぎり横浜の商店街全体が一斉にこのようなイベントをおこなうのは初めてだと思い、その効果が期待されます。

 もともとは、新庄市のNPO-AMPがやってる「100円商店街」がこのオリジナルですが、店頭 に目玉となる100円の商品を並べ、その話題性で商店街へ集客し、個々の店の販売促進につなげようというしたたかな戦略を持った企画です。
 この活動のキーパーソン齋藤一成さんとは、以前TV番組収録の際にお会いしてお話する機会があったのですが、このイベントは単に「在庫処分」が目的では なく、「目玉商品で客を引き、会計のために店内に入ってもらう機会を作り、店と馴染みになり、セールストークのきっかけを作る」ことがネライだということ で、これを理解しないで「売れ残りのたたき売り」感覚でやっても効果は出ないと言っていました。

 ハッピーロード大山商店街の場合も、「とれたて村」や「ふるさとイベント」による商店街への集客効果は抜群に高いのです が、集めた客さんを個々の店に取り込み、売り上げアップにつなげる仕組みが弱く、新庄市のロジックモデルはその対策になると思い以前から研究させてもらっ てます。更に新庄では今度は「新庄100円商店街B級グルメコンテスト」を開催するそうですが、これも単なる人集めイベントではなく、開発したメニューを 商品化し、新規創業者支援で販売する店も作り、商店街の経済的な活性化に繋げる戦略を持っているそうで、ますます新庄からは目が離せません。

<渋谷松涛日曜市> 2009年6月7日

 エイガアルの伊藤淳子さんから、「ついに始めました!」とお知らせが来て、 早速行ってきました。

 場所は、渋谷は松涛、東急本店の横をずっと歩いて行った先、「クララ」というカフェ(渋谷区松涛1-26-4)の店頭を借りて、毎週日曜日の昼、11時頃からは じめて「お昼頃まで、無くなったら終わり」という、いかにも彼女らしいファジーなスタイルでやっていました。
 トマトやアスパラなど旬の農産品の中に「とれたて村」でもお世話になっている角館の藤村さんとこの米粉パンを発見!ここの「味噌ワッサン」は美味しいん だよね。
 前に藤村さんから頼まれ、淳子さんを紹介してアドバイスをお願いしたことがあったけど、ちゃんとフォローしててくれたんですね。感謝!

 松涛という土地柄で、東急デパートや紀伊国屋の袋を下げたお客さんが立ち寄り、「コッチのほうが美味しい」といって喜ん でくれてましたが、そりゃそうですよ。彼女は、知る人ぞ知る「産直お取り寄せのカリスマ」ですからね。

 というわけで、この日曜市はそのへんでやってる産直市とはひと味もふた味も違う品揃えで、毎週やるそうです。近くに行く 用事があったらのぞいてみてください。

<毎日新聞の記事> 2009年6月1日

ハッピーロード大山商店街 とれたて村  白神自然学校の永井さんと連携しておこなったプロジェクトの成果が、毎日新聞で紹 介されました。(新 聞記事はこちら

 この事業は、平成20年度の地方の元気再生事業に「白神山地ブランド化と首都圏商店街活性化をブリッジするプロジェクト」とし て採択されたもので、ハッピーロード大山商店街と白神地域とを結びつけ、都市商店街と農山漁村とが連携し、相互の利用可能な資源やニーズを理解しあい、相 互メリットのある事業をおこなうことを目的にしていて、白神の人達が首都圏のマーティングのためにイベントをやりに来るだけでなく、ハッピーロード大山商 店街の商店主が白神を訪問し、「白神ブランド」を自店の魅力づくり・販売促進・顧客サービス向上に活用する手だてを研究して双方にメリットのある事業を やってゆこうというネライを持った事業です。

 真冬に白神まで行って「雪下ニンジン」を自ら収穫した商店主が後日、商店街で白神のイベントをやった時に、自分の店でお 客さんに「雪下ニンジン」をプレゼントし、ニンジン掘りの苦労や白神の魅力を話して、白神のセールスをしながら自店のお客さんとの絆の強化にも利用しても らうことができました。

 こういう、都市の商店と農山漁村とが直接連携し、お互いのニーズを充足しながら相互に支援しあうビジネスモデルというの もを作れば、厳しい状態にある商店街の個々の店の活性化に役立つのではないかと思います。

<最上町の米粉パン> 2009年5月24日

最上町の米粉パン「米工房」 「とれたて村」参加メンバーの最上町に行ってきました。目的は、最近「とれたて 村」で販売をはじめた「米粉パン」の生産者に会いに行くため。
 最上町では既に「米粉麺」の製品化に成功してますが、今度はパンの登場。米粉特有のもちもちした食感がたまらなく美味しくて、「とれたて村」スタッフの 評価も高く、期待して行ってきました。

 この米粉パンを作っているのは、最上町の主婦4人で立ち上げた企業組合「米工房」。「とれたて村」では、賞味期間の都合で食パンとクロ ワッサンしか扱えないのですが、店頭にはアイデア一杯の様々な菓子パンが並んでいました。中には最上の特産品のアスパラを使った「アスパラ巻き」とか、お 好み焼き風にアレンジした「ネギ焼き」とか、ユニークな調理パンもあって、店の人気の様子がうかがえました。
 商品の良さにも増してスタッフの皆さんの笑顔が素敵なことが印象的でした。元気で生き生きとモノ作りをしている姿勢が商品にも現れているのだと実感しま した。
 これからもいろいろなパンを作って東京へ送ってください。よろしくお願いします。

<飯山市との交流>

 ハッピーロード大山商店街では「とれたて村」・「ふるさとイベント」ともうひとつ、大切な事業として「交流活動」をやっ ていますが、今回は商店街のおかみさん(女性部)のメンバーが飯山市を訪問しました。

1日目 2009年5月18日

飯山市 「とれたて村」交流事業 グリーンツリーズム 商店街女性部の「フラ」チームと飯山市の「フラ」愛好グルー プとの交流活動として飯山市の高齢者福祉施設を訪問、両地域のグループが踊りを披露しお年寄りへの慰問と親睦を深めることができました。演技が終わったあ と、見ていたお年寄りたちが手を握って離してくれず、感極まったと聞いています。そして今度は飯山の「フラ」愛好グループが板橋を訪問するアイデアが出た そうで、この繋がりも大きくなってくれそうです。

 と、伝聞で書いているのは、実は僕は演技を見ていないからで、開演前にフラチームと分かれ「とれたて村」スタッフと一緒 に飯山市役所さんの案内で生産者の方々を訪問していました。実際の生産現場を拝見しお話を聞かせていただくことができましたが、このように直接生産者と 会って話を聞くことは、生産者の思いを我々が代わってお客さんへきちんと説明しわかってもらうようになるために必要なことだと考えているためで、今後も出 来る限り現場に足を運びたいと思っています。

2日目 2009年5月19日

飯山市アスパラガス農業体験 グリーンツリーズム 農水省の「立ち上がる農山漁村」の仲間?、な べくら高原「森の家」を訪問し、森林セラピーを体験させていただきました。ここには車いすでもブナ林を散策できる1周1.2kmのユ ニバーサルデザインの遊歩道があって、その訪問者への配慮の深さに関心させられました。
 今の季節は一番ブナが美しい時期、芽生えの力をそのまま吸い込み、体に沁み込んだ濃厚なフィトンチッドが前夜のアルコールを血中から駆逐してくれるのを 実感できました。

 今の飯山といえば、なんと言ってもアスパラガス。6月には板橋区の小中学校の給食にも飯山のアスパラが登場予定!という ことで、現地事前調査を口実に、アスパラ畑で収穫体験!とれたてをその場で焼いて食べさせてもらいました。先週末の雨の後の2日連続の好天という最高のコ ンディションで収穫したアスパラの美味いことは説明の必要もないですね。

 2日の旅を通して出合った人々は皆さん飯山を愛し、一生懸命にものを作り、もてなしの心を持った方々でした。出合った全 ての方の歓待に心から感謝し、再訪を誓う旅となりました。

<ふるさとイベント@戸塚版> 2009年5月16日

南魚沼市 ふるさとイベント 都市と農山漁村の相互支援、農商工連携事業、 今月の戸 塚区民市には南魚沼市の「越季」さんが参加してくれました。このイベントは戸塚駅西口の商店街が毎月 おこなっているもので、<戸塚の商店街と地方の農山漁村とがお互いの活性化のために協力しwin-winの関係を築こう>ということで、地方の生産者に参 加を呼び掛けています。

 その願いを聞いてもらえ、先月の青森市に続き今月は南魚沼市が参加していただくことができました。

 南魚沼はまだ野菜が収穫できないので都市消費者の喜ぶものが揃えられるか心配だと言ってましたが、魚沼産こしひかりをは じめ、山菜や「雪下にんじん」「マダケ」などを持ってきてくれ、近所のオバさん達に大好評でした。特に、予想通り新潟出身の人達に沢山来てもらえ、懐かし いと喜んでいただけました。

 遠くから来てくれた「越 季」の中島さん、ありがとうございました。それにしても、サポーターの女子大学生に囲まれた中島さん楽しそうですね。

 来月は6月27日(土)に開催予定です。この試みに「興味のある方」、「参加してもいいよ」という方は連絡して下さい

<初「みず」> 2009年5月13日

山形の「みず」 銀座に行く用事 があったので「おいしい山形プラザ」に寄ってみたら、なんと「みず」を発見!

 「とれたて村」ではまだ未入荷だったのですっかり油断をしていたのですが、こちらにはもう小国産のものが入荷してまし た。(すぐ最上町に連絡して捜してもらわなくちゃ)というわけで、今年の初「みず」となりました。

 最近のトレンドじゃないけれど草食系オヤジなもので、山菜、中でもこの「みず」は特に好きで毎年この時期になるとこいつ の登場を待ちこがれています。

 「とれたて村」以外の店で初モノを買うのには忸怩たる思いがないわけではないのですが、ガマンできずに購入し「みずたた き」で美味しくいただきました。

 しかしこの「みず」、30%引きの見切り品だったのですが、やはり銀座では生鮮野菜は売れにくいってことなんでしょうか ね?そういえば、白髪のオヤジが山菜をぶら下げて銀座を歩くって図も、あんまり絵にはなりませんねぇ。

<お福茶> 2009年5月2日

ハッピーロード大山商店街 大山園さんの「お福茶」 今日は八十八夜ということでお茶の話題。ハッピーロード大山商店街の大 山園さん(「とれたて村」のボードメンバーの小原さんのお店です)には「お福茶」というオリジナルブランドが登場しています。

 ハッピーロード大山商店街では、近くにあるお地蔵さま「大 山福地蔵尊」にあやかり、商店街のシンボルに「お福さん」のイメージキャラクターを使っていますが、小原さんがこのデザインを使った オリジナル商品を開発、「お福茶」と命名して販売しています。デザインだけではなく、「心の癒し」や「体に良い」など、「お福さん」と日本茶のイメージを 融合させたコンセプトの、いい商品に仕上がっています。

 それもうひとつ、小原さんのお店では、向かいの花屋さんとのコラボして、ギフトパッケージを作ったそうです。カラフルな お茶の缶と季節の生花とがセットになっていて、女性が喜びそう。「母の日」のプレゼントにどうぞ、という提案です。お茶の缶と花の色が一緒なんて、心憎い 演出じゃないですか。

<おいしい山形プラザ> 2009年4月30日

山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」 山形県のアンテナショップは、虎ノ門にあった「ゆとり都」が昨年8月に閉店しまし たが、それにかわる新しい店「おいしい山形プラザ」が今日、銀座にオープンするというので早速行ってきました。

 店頭では名物「玉コンニャク」のふるまいや、「山伏」のデモンストレーションなどをやっていて、銀座にショッピングに来 たオバさんや近所のオフィスの人達でかなり賑わっていました。2Fのイタリアンレストランは順番待ちの行列で大繁盛のようでしたが、山形名物「板蕎麦」が 食べられなくなったのはチョット残念。

 山形県とは、「とれたて村」に参加している尾花沢市、最上町、長井市の他、イベントに来てくれて馴染みになった鶴岡市、 新庄市など縁が深く、店に入ると他人のような気がしません。

 「とれたて村」で扱っている品物も売っているのですが、銀座の店に並ぶといつも見慣れた品物がずいぶん立派に見え、「晴 れ着を着た我が子」を見ているようでとても不思議な感覚を覚えました。

 「とれたて村」が<地域連携・マーケット密着>なら、この店は山形県の<フラッグシップ>、近くには「わしたショップ」 や「どさんこプラザ」などの「超有名店」がひしめく激戦地でこれからどんな活躍をするのか楽しみです。

<商店街だけにしかできないこと> 2009年4月27日

しんきん「商店街ルネッサンス・コンテスト」 4月12日に書いたしんきん「商店街ルネッサンス・コンテスト」の表彰式を地元大山の西京信金 さんがおこなってくれました。式の中で西京信金理事長の斎藤さんのお話の中に出てきた言葉に感銘を受けました。曰く、「信金の事業は地域密着」、「信金だ からできること、信金にしかできないことを目指す」、「全国の信金のネットワークを町を繋ぐ力にする」、「信金には地域コミュニティを守る使命があ る」...、この「信金」を「商店街」と読み替えると、今の商店街の閉塞状態を打破する大きなヒントが潜んでいると 感じ、感動した次第です。

 事実すでに昨年、西京信金さんと三条信金さんのお引き合わせで、新潟県三条市役所との連携が生まれ、三条市の生産者によ るイベントをハッピーロード大山商店街で実施していただいた実績もあります。

 これから、都市と農山漁村のニーズ・ウオンツを全国信金のネットワークを使わせてもらいマッチングすることで「とれたて 村」の仕事をさらに発展拡充させるモデルを作ろうと、そんな気になったとても良い会でした。

<とれたて村給食> 2009年4月22日

 念願だった板橋区立小中学校の学校給食への月1回の食材提供が始まりました。第1回目は鴨川市のタケノコ。 1,384kgのタケノコを掘ってもらい翌日には子供達の胃袋の中へ。こんなこと既に誰かがやっていると思っていたのに、全国スケールでの学校給食への連 携は初めてなんだとか...と、新聞やテレビに報道された内容で知りました。

 それにも増してビックリしたのは、こ の取組みを紹介してくれているサイトの数の多いこと!3年前の開店の時の比じゃないですね。やはり食の安全や食育への社会的な関心が 高まってきているのだと実感しました。

 前例が無い試みに予算をつけて下さった板橋区学務課さんに感謝。産地で頑張る生産者の応援と都会の子供達への食育や社会 勉強に役立ててもらえるものと期待しています。

<ふるさとイベント@戸塚版> 2009年4月19日

青森市 ふるさとイベント 都市と農山漁村の相互支援、農商工連携事業、 横浜市戸塚駅西口の商店街が毎月おこなっている戸 塚区民市に行ってきました。

 このイベントの実行責任者の戸塚商和会の手塚会長さんと以前にご縁があってお話する機会があった折、「とれたて村」の理 念<都市と農山漁村の交流による相互支援>と同じ着想をお持ちで、「戸塚の商店街と地方とがお互いの活性化を目指し末長く協力しあえる関係を築いてゆきた い」とお考えになっていることがわかりました。

 そこで「とれたて村」の仲間に応援してもらい「ふるさとイベント@戸塚版」をやろうと考え、その第1回目として「青森市 観光物産協会」さんに応援参加してもうらうことができたというわけです。物産協会の村田さん、ありがとうございました&お疲れさまでした。
 結果は大好評、やはり都市住民は「ふるさとの味」「作り手の顔が見える食品」を求めているんですね。戸塚は僕の実家のすぐ近く、子供の頃から親しんだ町 だということもあり、これからも応援をさせていただくつもりです。

 というわけで、板橋区でのイベント同様に戸塚の「ふるさとイベント」へ参加してくれる市町村や生産者の方を募集していま す。これはと思ったところへは案内を送りますので待っていてください。この試みに「興味のある方」、「参加してもいいよ」という方は連絡して下さい

<商店街ルネッサンス・コンテスト> 2009年4月12日

 社団法人 全国信用金庫協会がおこなったしんきん「商店街ルネッサンス・コンテスト」の結果発表があり、最優秀賞に ハッピーロード大山「とれたて村」が選ばれました。このコンテストは信用金庫業界が全国の商店街を応援・激励するために実施したものだそうで、全国の信用 金庫から推薦を受けた255件の商店街活性化のための活動の中から我が「とれたて村」が選ばれたのだそうです。推薦してくださった西京信金大山支店の鷹取 支店長さん、ありがとうございました。

 表彰ってのは何回されても嬉しいものですね。しかも今回は地域密着、地元目線の団体から最高の評価をしていただけたので すから喜びも大きいってもんです。

 = 参考資料

<南魚沼市> 2009年4月1日

木の芽 南魚沼市 農商工連携 都市と農山漁村の協働相互支援 ハッピーロード大山「とれたて村」に、南魚沼市が参加してく れることになりました。同じ新潟県の川口町が年度末で退店することになり替わりの自治体を探していたのですが、近くの産地が見つかり売れ筋の米、モチ、煎 餅など今まで以上の品質の製品が確保できホッとしています。

 南魚沼市といえば、今放送中の大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼継の生誕地。南魚沼市役所がプレゼントしてくれた数 量限定ポスターをレジの正面に貼って、店のスタッフは妻夫木くんと目線を合わせながら仕事をしています。

 僕が一番待っていたのが「木の芽」(といっても山椒じゃなくてアケビの新芽)。貴重品なのでどうかと思っていたのです が、南魚沼のロジスティックを担当している越季の中島さんが頑張ってくれて、定期的に入荷しています。早速、新潟出身 のお客さんがこれを発見、その場で奥さんに電話をかけ確認して買い占めていっちゃいました。

 大好きな山菜の季節が始まり、千葉から青森まで、南から北へ桜前線を追いかけるように各産地から順番に山菜が入ってくる ので、これからしばらくの間、幸せな時を過ごせます。

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